理事長ご挨拶

 

特定非営利活動法人 日本睡眠歯科学会

理事長 外木 守雄

(日本大学歯学部口腔外科学講座教授)

 

 この度、菊池 哲 前理事長の後任として日本睡眠歯科学会の理事長を拝命いたしました外木 守雄でございます。大役を仰せつかり身の引き締まる思いですが、前理事長をはじめ諸役員が築き上げてこられました実績を踏まえ、本会のさらなる発展のために全力を尽くす所存でございます。

 

 我々、日本人は、国際的な調査からも世界の中で睡眠時間が短い国民であると報告がなされています。また、生活の多様化により5人に1人は不眠の訴えを持っているといわれています。現状の不眠対処療法は一般的に睡眠薬を服用される方が多いと思われますが、今、不眠の原因には歯並びや顎が関係することがわかってきました。不眠を解決する方法の一つとして、歯、アゴの問題を解決することを、今後、私達、歯科医療従事者が国民の皆様に向けて、幅広く正しい知識や情報を提供することが、重要な責務だと考えております。その情報提供のひとつといたしまして、本学会による睡眠時無呼吸症候群(SAS)の口腔内装置(OA)治療ガイドラインを本学会HPに掲載しております。このガイドラインを作成するにあたり、隣接する医療従事者の方々だけではなく、患者様からのご意見もいただき「今日より良い明日の睡眠」を提供できるものになっております。

 

 また、学会運営を行うにあたりまして日本睡眠学会様との連携は必要不可欠なものと考えております。日本睡眠学会認定医医療認定制度のもと、本学会会員が、多数の認定歯科医として認定を受けさせていただいております。重ねて感謝申し上げます。

 

 なお、今後は本学会の学術雑誌も発行予定でありますので、このような情報を論文だけではなく幅広く掲載をし、会員の皆様の情報の共有化を図るとともに、活発な学会運営を行って行く所存です。

 

 今後とも本学会に対する皆様方のさらなるご支援、ご協力をお願い申し上げます。

 

 

日本睡眠歯科学会(JADSM)について

 

 日本睡眠歯科学会(JADSM)は睡眠呼吸障害(Sleep Breathing Disorders)治療のための口腔内装置や上気道を開放する手術の研究や臨床を推進します。そして治療に直接かかわる歯科医師の教育研修を進めてまいります。

 日本睡眠歯科学会会員は口腔内装置を学ぶ歯科医師と協同して睡眠呼吸障害の治療を果たしていくとともに、日本睡眠歯科学会は医科関連の学会と良好な関係を築き、とくに睡眠センターや睡眠専門医と協同して睡眠呼吸障害治療と研究を進めていきます。また、日本睡眠歯科学会は積極的に社会に出て、人々の睡眠障害に関する知識を高め、睡眠呼吸障害治療に歯科医師の果たす役割を認識していただくように働きかけます。

 日本睡眠歯科学会は臨床的な集まりを通して歯科開業医を応援し、先進的なアイデアや適切な治療手順を作り上げます。根拠の確かな証拠をもとに睡眠歯科医学についての情報を社会に報告することは日本睡眠歯科学会の目的であり任務だと考えます。