日本睡眠歯科学会 第13回 学術集会のご報告
大会名 | 日本睡眠歯科学会 第13回 定期学術集会 | |
テーマ | 睡眠歯科 次の一歩へ | |
大会長 | 對木 悟(公益財団法人 神経研究所) | |
副会長 | 田賀 仁(JR東京総合病院) | |
実行委員長 | 片平 治人(片平歯科クリニック) | |
開催日程 | 2014年11月8日(土)〜9日(日) | |
会場 | 日本大学会館 | |
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11月8日(土)
開会式-大会長挨拶
大会長 對木 悟 先生
(公益財団法人 神経研究所)
理事長挨拶
外木 守雄 先生
(日本大学歯学部口腔外科学講座教授)
菊池 哲 先生 追悼式
3月27日にご逝去されました、前理事長 菊池 哲 先生の追悼式を行いました
特別講演-1
睡眠時無呼吸症研究の展望と睡眠歯科への期待
磯野 史朗 先生
(千葉大学大学院医学研究院
呼吸・循環治療学研究講座 麻酔科学研究領域)
教育講演-1
睡眠時ブラキシズムをどう理解するか?
服部 佳功 先生
(東北大学大学院歯学研究科 口腔機能形態学講座 加齢歯科学分野)
シンポジウム-1
なぜ睡眠歯科医療は広まらないのか?~地域開業医の立場から考える~
演者:新崎 博文 先生(あらさき歯科クリニック)
太田 直哉 先生(太田歯科医院)
片平 治人 先生(片平歯科クリニック)
佐々生 康宏 先生(ささお歯科クリニック 口腔機能センター)
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11月9日(日)
特別講演-2
睡眠に関連した社会的損失
井上 雄一 先生
(東京医科大学 睡眠学講座)
教育講演-2
信頼関係の構築から始まる睡眠歯科医療
田原 一成 先生
(東京弁護士会 日比谷ステーション法律事務所)
会長講演
十年来の宿題と十年後への課題
對木 悟 先生
(公益財団法人 神経研究所)
ランチョンセミナー
睡眠健康立国を目指して
髙橋 清久 先生
(公益財団法人 精神・神経科学振興財団)
シンポジウム-2
安全な睡眠歯科医療の未来を目指して
睡眠歯科治療における光と影:有害事象を考える演者:上田 宏 先生(広島大学病院 口腔健康発育歯科 矯正歯科)
川上 哲司 先生(奈良県立医科大学 口腔外科学講座)
松尾 朗 先生(東京医科大学 医学部 口腔外科学分野)
田賀 仁 先生(JR 東京総合病院 歯科口腔外科,
東京医科大学 医学部 口腔外科学講座
昭和大学藤が丘病院 麻酔科)シンポジウム-3
睡眠歯科 次の一歩へ 認定医制度と学術・教育的活動
演者:古畑 升 先生(古畑歯科医院,古畑いびき睡眠呼吸障害研究所,
日本歯科大学)角谷 寛 先生(滋賀医科大学医学部附属病院 精神科)
河野 正己 先生(日本歯科大学新潟病院 睡眠歯科センター)
柳本 惣市 先生(長崎大学大学院医歯薬学総合研究科
口腔腫瘍治療学分野)外木 守雄 先生(日本大学歯学部 口腔外科学講座 口腔外科学分野)
優秀発表賞
第13回定期学術集会では「優秀発表賞」を設け、お二方が受賞されました。
おめでとうございます。体位依存性閉塞性睡眠時無呼吸症候群の治療において口腔内装置は持続陽圧呼吸療法と同等の効果があるか?
高江洲 義和 先生
(東京医科大学精神医学講座)
低身長の思春期の睡眠時無呼吸症候群に下顎前方誘導型オーラルアプライアンスを使用することにより顕著な全身の成長発育がみられた症例
伊藤 真 先生
(藤ケ丘矯正歯科)
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睡眠歯科医学基礎講座-11月8日(土)
入門編
歯科医師に役立つ睡眠時無呼吸の基礎と臨床
睡眠時無呼吸症候群(Obstructive Sleep Apnea Syndrome)とは
講師:對木 悟 先生(神経研究所附属睡眠学センター)
歯科で行う検査,診断
講師:佐々生 康宏 先生(ささお歯科クリニック口腔機能センター)
Oral Appliance(OA)治療について
OAの作用機序,作製方法,下顎タイトレーション,副作用,フォローアップ講師:田賀 仁 先生 (JR東京総合病院歯科口腔外科)
CPAP治療の概要、利点、欠点、医科歯科連携における要点
講師:田中屋 真智子 先生 (岩国医療センター内科・循環器内科)
研究編
睡眠研究のすすめ方、良い抄録の書き方
睡眠研究のすすめ方、良い抄録の書き方
講師:角谷 寛 先生(滋賀医科大学医学部附属病院精神科)
投稿論文がリジェクト・アクセプトとなる理由 -editorの立場より-
講師:鈴木 雅明 先生(帝京大学ちば総合医療センター耳鼻咽喉科)
Oral Appliance(OA)治療について
投稿のポイント講師:對木 悟 先生 (神経研究所附属睡眠学センター)
口腔外科領域の基礎研究 気道形態の計測時に絶対守ってほしいこと
講師:外木 守雄 先生 (日本睡眠歯科学会理事長、
日本大学歯学部口腔外科学講座口腔外科学分野)
8日の午前中には基礎講座が開催されました。初めての試みとして入門編と研究編に分けて行われましたが、アンケートの結果はいずれも大好評で今後に繋がる一歩となりました。
丸二日間、参加者にとってとても充実し有意義な学会となりました。ご参加いただいた先生、協賛いただいた企業の皆様、ご協力いただいた関係者の方々に深く御礼申し上げます。(田賀 仁 記)